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=院長日誌補足=
「その後の僕のIT革命」
2001/10/31 (水)

XP
 今使用しているパソコンは約1年と3ヶ月使用した。
 購入した当時は「中程度」の性能だったと思う。一応CD-RWもDVDも内蔵しているが、DVDはほとんど使ったことはない。CD-RWはデータの保存に重宝しているが、CPUだけ見ると、今では入門機に相当するだろう・・・

 さて、間もなくWindows XPというOSがサプライされるらしい。
 Windows 2000をベースにしているだけあって、安定感には期待できそうである。

 今使っているパソコンに大きな不満はない。ごく稀にフリーズすることもあるが、これは「98系」の宿命だから仕方がないだろう。

 でも、OSがリニューアルし、搭載パソコンが出る度に「新しいパソコン」が欲しくなるのは、世の常であろう。
 Meが出たときはそれほどの魅力は感じなかった。まあ、98の「Third Edition」くらいにしか思っていなかった。(実際そうかどうか判らないが)

 今年の冬は、もしかしたら葛藤するかも知れない・・・
 ただし、いろいろな設定を一からやりなおさなければならないだろうことを考えると億劫ではある・・・
2001/10/30 (火)

ヒトと同じことをするな
 昨日は、またまたエラそうなことを書いてしまったが、これからは「高評価」を受け、アクセスがそこそこあるホームページを作ることは、どんどん難しくなっていくだろうと思う。

 なぜなら、昨日も書いたが、どんどん新しいホームページが生まれてきているからである。もちろん、あまり評価されずにうち捨てられたり閉鎖されてしまうサイトもたくさんあることだろう・・・

 ただ、一度作られたページはプロバイダなりサーバーの契約を解除したり、意図的に「削除」しない限り、サイバースペースには存在し続ける。

 つまり、今後はどんどん「ホームページの数」は増加していくものと思われるのである。その中でキラリと光るホームページを開設し、維持していくのは至極困難なことだろうを思う・・・

 僕は「既存の歯科医院サイト」とは絶対同じようなコンテンツでは作りたくないと思っていた。「歯磨き指導」みたいな内容を含む歯科関連サイトはゴマンとある。(5万はないだろうが)
 こんな症状の時はどんな歯科疾患が考えられるか?的な内容もよく見受ける。

 だから、他のヒトが書くことはここでは書かない。いや、少なくともメインコンテンツにはしたくない。
 もちろん僕が書けば、他のヒトとはちょっと違った内容にはなるだろうが・・・

 とにかく同様のコンテンツを持つサイトが1000あったとしたら、同じ様なことを書けば、その1000の中に埋もれてしまう。
 まずは「個性を出す」ことに主眼を置かなければ、絶対ヒット数は伸びないだろう・・・
2001/10/29 (月)

ホームページの作り方
 二回続けて「隔日」になってしまい、申し訳ございません・・・

 「自分もホームページを作ってみたいんだけど、難しいんだろうなぁ」ってメールをいただきました。
 いえいえ、決して難しいモノではありません。

 よくできた「ホームページ作成ソフト」を一本用意すれば、あとはほとんどワープロ感覚で作れます。ホームページ作成ソフトは何でもいいんですが、書店で「解説本」が豊富なものを選ぶと良いでしょう。

 中には「体験版CD-ROM」が添付されている本もあります。

 一番技術的にやっかいなことは、アップするプロバイダなりサーバーの転送設定かも知れません。僕もそこで随分手間取りました。

 あとは、中身です。
 営業目的ではないでしょうから、いかに趣味を盛り込み、かつ「他人と違った面」を打ち出せるかです。

 すでに、ホームページはゴマンと存在します。
 より多くの方に閲覧してもらうためには「絶対に他にはマネできない内容のモノを作る!」くらいの心意気が必要です。

 あとは、マメな更新ですね・・・WEBの世界はものすごいスピードで流れていますから、一ヶ月更新が滞ったら、誰も来なくなります。
 オイラは一日更新が滞っても「あっマズイな!」って思います・・・

 まずは気楽に「体験版CD-ROM」でお試しになってみることをお勧めいたします。
2001/10/27 (土)

掲示板
 最初っから、「相互リンクお願いします」って連絡をよこして来る方がいる。
 そのヒトのサイトがどんなところかも判らないのに・・・

 これは実は困る。誰かと友達になるのに、勝手に「俺とお前は今日から友達だ!」と宣言されるようなものである。
 人間関係においても、それはとても図々しいことなのに、ネットではそれを何とも思っていないヒトも多いようである。残念なことに、同業者に見受けることがたまにある。

 僕はもちろん「リンクを貼って欲しくても」とりあえず、こちらからリンクを貼らせて下さい、と申し出、先方が「では相互リンクで」と言われた場合だけ、相互リンクとさせてもらっている。

 もう一つ「リンク先」を増やす手段がある。
 ホウボウの掲示板にでかけ、こちらのURL入りのカキコをすることである。まあ、手法的には「営業」であるが、もちろんそこにもちゃんとした手順と礼儀作法がある。

 まず、もちろんいきなり掲示板に行って「どこそこでこんなサイトをやってます!見に来て下さい!」なんてアホなカキコはしない。
 中にはそういうヒトもいる。誰もそんなURLを見に行くヒトはいない。

 当然、一通り掲示板の設置してあるサイトを見渡す。そして褒める点を探す。
 もちろん雰囲気が自分に合っている場合だけ、掲示板にお邪魔する。趣旨の合わない掲示板にはカキコしない。
 できればそこのサイトに行き着いた経路を書くと、ああ、あそこからやって来たのかって親近感を覚えてもらえる。

 「初めまして。○○さんのサイトのリンクからやってきましたn@kkyです。随分立派なサイトですね。特にどこそこの部分はとてもタメになります。これからもちょくちょくお邪魔させていただきます」
 これが第一声である。まあ、その時図々しく思われない程度に「当方もささやかなサイトを運営しております。一度お立ち寄りいただければ幸いです」くらいはカキコしてもいいかも知れない。

 とにかく、こうした手法でリンク先を増やしていく。
 くれぐれも「一発太郎」なんかに検索サイト登録を頼ってはいけない。
 それでも検索サイトにひっかかるようになるかも知れない。しかし5000件中の4567番目とかってのがオチである。そんな検索結果からは誰も来てはくれない。

 重要なコトを書き漏らしていた。あくまで、「一通りの体裁」が整うまで、営業にでかけない方がいい。誰か見に来てくれるヒトがいたとき、「なんだこの程度のサイトか」と思われたら、お終いである。
2001/10/25 (木)

リンクのお願い
 結局昨日は自慢話だけで終わってしまった感がある・・・すみません・・・

 でも、僕なりに「決して努力は怠ってこなかった」つもりである。

 キーワード検索、特にGoogleに絞って、どうすれば上位に表示されるか?の考察をまとめて書いて見ようと思う。

 いろいろと言われているが、まずは「リンクの多さ」が影響すると言われている。
 こちらからあちこちのサイトにリンクを貼るのは概ね自由である。問題はいかに相手方のサイトからこちらにリンクを貼っていただくか、である。

 相手方からリンクを貼っていただくには、こちらのサイトに魅力がなければならない。
 実は、自分のサイトに魅力があるのかないのかは「自分では決して判らない」のである。
 自分の我が子が客観的に見て可愛いか可愛くないか、判らないのと同じであろう。

 まあ、僕は文章を打つのが「嫌いではなかった」ので、とにかく毎日更新するという目標を立てた。当然主観で書いているので、これが面白いのか面白くないのかは、僕には判断がつかない。

 ところが、面白いと思ってくれた方がやはりいたのである。世の中広いものである。
 面白い、ためになる、と思ってくれる人が一人でもいれば、毎日更新しようと思っていたから・・・

 また、とにかくたくさんの文章を書けば、一部分でも「読み手」に共感される部分もあるだろう、という「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」式の淡い期待もあった。

 ある程度サイトの体裁が整ってくると、こちらから「リンク希望先」に打診することも可能になった。

 だいたいこんな概要である。
 「いつも貴サイト楽しく閲覧させていただいております。特に○○の部分は興味があり、何度も読ませていただきました。
 さて、当方もささやかなWebサイトを運営しておりますが、貴サイトに対してリンクを貼らせていただいて構わないでしょうか?」

 もちろんこれで「リンクを貼るな」ってヒトはいない。
2001/10/24 (水)

Google検索について
 まず、サイトを開設すると、「キーワード検索」の「自動検索ロボット」と呼ばれる仕組みには自動的に関知されるらしい。
 これは定期的にあらゆるホームページを自動的に開いて、検索サイト内のHDに蓄積し、検索しようとするユーザーがキーワードを入力すると、合致するサイトを片っ端から表示していく、という仕組みになっている。

 問題は、この時の「検索のされ方」と「表示される順位」なのである。

 例えば「Google」という検索サイトがある。
 検索サイトとしては比較的新しいところなのであるが、ここは独自の方式の検索エンジンを使っていると謳っているだけあって、比較的目的のサイトにたどり着きやすい。

 Googleの驚くべき点は他にもある。広告バナーや「検索以外の情報」などの余計な表示がなく、また検索にかかる時間が短いのである。

 試しにGoogleを開いて、「歯科医院 札幌」というキーワードを入力し(もちろんコピー&ペーストで構わない)検索ボタンをクリックしてみて欲しい。

 今日現在の時点ではありがたいことに、「このサイト」が一番上に表示される。
 しかも「2000件余りの中で」である。
 (もちろんこれはホームページのハナシであり、ウチが札幌の中で一番いい歯科医院ということを表すわけではない)

 「反対語」というキーワードで検索してみても、面白い。約5000件余りのサイト中、ウチの「反対語サイト」がトップで表示される。三省堂の辞書をさしおいて。

 さらに、驚くべきことに「辺見」というキーワードで検索すると、18,000件余りのサイト中のトップに躍り出るのである。著名な作家や歌手を差し置いて、である。

 密かに我ながら驚いているのであるが、数ヶ月前から、この状態である。
 「Google検索」自体は、どのような仕組みで表示する順序が決まるのかを明らかにはしていないらしい。
2001/10/23 (火)

検索について
 検索サイトのハナシを書く。
 一ヶ月くらい前に、とある人から「検索サイトに登録されるにはどうしたらいいでしょうか?」と質問された。

 検索の仕組みには大きく分けて二つのタイプがあると理解している。
 「カテゴリー検索」と「キーワード検索」である。

 前者は「ヤフー」に代表されるように、ジャンル毎に項目が別れており、どんどん自分の目的にあった項目をたどっていくことにより、必要なサイトに行き当たるというものである。

 後者は「Google」に代表されるように、思い当たる関係ありそうな単語を入力して、必要なサイトを探すというシステムである。

 もちろん一長一短で、目的毎に利用すべきであろう。

 さて、どう登録されるかであるが、カテゴリー検索は概して「申請」しなければ登録されない。「どこの項目に登録するか」は自動的にはできないだろうから・・・

 対して、キーワード検索は黙っていても、適当なキーワードを幾つも拾って勝手に登録されてしまう。

 実はヤフーに何度か登録を申請したが、ことごとく却下されてしまった。今までの日誌でも何度か話題にしたが・・・
 そこで、意地になってキーワード検索で上位に表示される手段を考えた。

 どんな作戦をとったかは、明日書いてみようと思う。
2001/10/22 (月)

コミュニケーションツール
 パソコンは電源入れっぱなしである。だいたい起きている間中稼働している。
 まあ、ウィンドウズCEでもなければ、起動に数分かかるので、「使うたびにパソコンを起動する」という使い方は現実的ではない。

 電気代を心配する向きもあるが、CRTの電源はマメに切っている。
 CRTが一番電気を喰うだろうから・・・

 プリンターの電源も入れっぱなし。これは省電力設計で、待機電力が非常に小さい。

 いつの間にかパソコンがついていないと、生きていけない身体になっているかも知れない・・・

 コマーシャルでこんなのがあった。
 取調室で取調官が容疑者に尋問している。容疑者は口を割らない。
 取調官は二台のノートパソコンを持ち込み、容疑者とチャットを始める。
 何気ない会話の後、取調官が
 「犯人でしょう?」と容疑者に打つ。
 容疑者が釣られて「ハイ」っと返してしまう。

 このCMは笑った。最後にご丁寧にチャット上で「カチャ」っと手錠の擬態音まで入る。

 口で言ったり電話で会話するよりも、キーボードに打ち込む方が「本音が出やすい」ものかも知れない。
 また、出てくる文字も「機械的なフォント」だから、ナマナマしさがない。
 逆にニュアンスは伝わらないから、慎重な文章構成が要求される。
 手書きの手紙のような筆跡もない。

 これは口と耳、そして目を使った意志の伝達手段とはまた異なる次元のコミュニケーションツールなのかも知れない・・・
2001/10/20 (土)

赤い糸
 ふと思うことがある。
 10年前、これほどネット社会が発達すると、誰が予想していただろうか?って。

 もし、インターネットがなかったら、どうなっていたんだろう?って・・・

 以前の職場で勤務していたスタッフから、結婚したという挨拶状をもらった。
 どうも、ハナシを聞くと「インターネットで知り合った」とのこと。
 そういうハナシまでちらほら聞こえてくるようになった。

 つまり、その結婚した2人はネットがなかったら結ばれていなかった、ということになる。

 結婚するということは、ひいては「子孫を残す」という行動に繋がる。
 そういう、「人類にとって重要な事象」にまで、インターネットが関わっているんだ、と考えると感慨深いものがある。

 昔は意外な出会いに対して「運命の赤い糸で結ばれていた」という言い回しを使っていたものだが、今なら「運命の赤いケーブルで結ばれていた」ということになるだろうか?・・・
2001/10/19 (金)

続々レセコン
 IT革命から徐々に外れてしまうが、レセコンの売り方について、少しモノ申したい。

 概して飛び込みでセールスが来る。
 「先生の所でレセコン何使っていますか?」と第一声。
 「ウチはレセコン使ってません。手書きです」というと驚いた表情をする。

 この時点で相手の負け。つまり、向こうは「今使っているレセコンに比べて我が社のレセコンはこんなに進んでいる」ことをアピールしようと思ってやって来るのだから・・・

 「ウチは手書きで間に合っているんで、興味ないですよ」って言っても、
 「是非デモを見て欲しい」と食い下がってくる。
 「見ても買う気はありませんよ」
 「見るだけでいいですから」

 ここまで来ると相手の完敗。
 だって、オイラは「買う気のない客に執拗に無駄な時間を割いてセールスするような会社」には、例え月1000円の出費も出したくないと思っているから・・・

 さすがに最近はウチでレセコンを使っていないことを、ほとんどの業者が承知していて、上記のような売り込みはなくなった。
 恨めしそうな顔で「先生のとこ、いつになったらレセコン導入するんですか?」と聞いてくる。

 先日なんか新聞の切り抜きを持ってきてオイラに見せる。「政府が電子レセコンを推進する方向」といった記事の切り抜きだ。
 これは完全な詐欺まがいの商法だったので、その会社は二度とハナシを聞きたくないと思った・・・
2001/10/18 (木)

続・レセコン
 実はここ最近、「紙に出力するレセプト」が不要になる時代が間もなくそこまで来ていると伺わせるニュースが相次いでいる。

 まずは「電子レセプト」と銘打って「フロッピー」などに記録してレセプトを提出させようという動き。そしてさらに「オンライン」でレセプトを提出させようという動きが最近ある。

 お上の言うことには「2〜3年のウチ」にそういう体制になるかも知れない。

 そうなると、現在あるレセコンは全て使いモノにならなくなるに違いない。
 恐らくプログラムのちょっとした改変で使えるのであろうが、それは恐らくユーザーの負担になってしまうことだろう・・・

 だから、なおさらレセコンは入れたくない。まして、もしかしたら、テキストデータで提出となると、「自分でできるかも?」と言う思いにかられてしまう・・・

 まあ、現在でも手書きとは言っても計算は「Excel」でやってそれをレセプト用紙に書き写すだけなのだが・・・ちょっと改造したら、電子レセコンが自力で完成させられるかも知れない・・・と淡い期待を抱いている。
2001/10/17 (水)

レセコン
 以前からたびたび、ちょこちょこ書いてきたことではあるが、レセコンのことについて書く。レセコンとは「レセプトコンピュータ」のいい加減な略称であり、保険治療を請求する書類を作成するコンピュータ一式を指す。

 ウチにはこれがない。
 今すぐ導入する気もない。理由は自分の手でできる範囲の仕事に対して金をかけるのが勿体ないということと、自分でできる範囲の分量しか仕事がない、ということが挙げられる。

 たかがコンピュータ一式と侮るなかれ。このレセコンというのがバカ高いのである。
 何が高いと言って、ほとんど「アプリケーションソフト代」なのであるが、およそ300万円はする。それ意外にメンテナンス代とか更新代なども通常は搾取されるので、これでレセプトを作成していると、安くても5万、下手すると8万くらいの月々の出費になる。

 もう一点気に入らないのが、たいていがリースで使うということだ。そしてリース期間は大体5〜6年である。

 考えてもみて欲しい。5年間経過したパソコンが使い物になるかどうか、を・・・
 まあ、決められた条件の下、単独のアプリケーションを使っていれば問題はないのかも知れないが・・・

 ある歯科医院ではレセコンを導入したが、もう1000件も患者を登録すると、重くて重くて仕方がないとこぼしていた。
 それでも導入当時は「ペンティアムの133MHzで凄いんだぜ」とかって言っていたものである。
2001/10/16 (火)

ITの弊害
 IT革命につきものの弊害がある。
 特にこうして文章をキーボードからばかり入力していると、「漢字が書けなくなる」。

 これは以前から多くのヒトが指摘してきたことである。
 僕はかなり昔からワープロなどを利用してきたので、とりわけ漢字が書けない。以前から苦手ではあったが・・・

 また、読めても書けない、という現象もある。これは同音異義語は区別できるが、書く時は本当に区別がつかない・・・

 今日、患者さんに説明するとき、字が書けなくて恥ずかしい思いをした。
 何とも基本的な漢字が書けなかったのである。
 しかも、医学用語だ・・・患者さんに教えられて、そそ、そういう字でしたって・・・

 また、書くのに自信がないため、ためつすがめつ書くため「字が汚く」なっている。
 あるヒトに「自筆の字」を見せたら、ぎゃははは、きったなーい、と笑われてしまった。

 そうそう、カルテは一応自筆で書いているが、我ながら後で読み返すのに苦労する。本当は「誰が見ても判るように」とのことなのだが・・・

 もし、将来「カルテをチェックする機関」がチェックに入ったら「すびばせ〜ん、IT革命のせいで〜す」と言い訳しよう・・・
2001/10/15 (月)

究極のPDA
 なんだか意外と早く書くことが尽きてしまった気がするので、本題から少し外れるかも知れない・・・

 最近、着目しているツールは以下の機能を持つ機械である。
・メールの送受信ができる
・制約はあるが、インターネットの閲覧ができる
・音楽の配信を受けることもできる
・デジカメを内蔵しているものもある
・目覚まし時計代わりになる
・数千円から高くても1万円ちょっとで入手できる
・・・その他多機能満載だけど、大事な機能を書き忘れ・・・
・特別な設定なしに、電話の通話ができる

 お気づきだとは思うが「携帯電話」である。実は、夢のような機能を備えた理想のPDAに進化してしまっていると思う。

 もちろん小さいなりの制約も大きい。任意のアプリケーションをインストールすることもできない。「パソコン代わり」には到底なりえないのは判る。

 でも、パソコンにできないこともたくさんできる。親指一本で文章が入力できるとか、トイレでメールの送受信ができるとか・・・

 そのうち、ある規格で家電製品の制御もできるようになるという。テレビ電話も可能になるらしい。
 今後の携帯電話にこそ「IT革命」の称号が相応しいと思っている。
2001/10/14 (日)

革命?
 あと、何か革命的なことがあっただろうか?・・・
 もしかしたら、もうないかも知れない。

 そう言えば、政府がかけ声を掛けてきた「IT革命」はどうなっているのだろう?
 僕は最初からものすごい違和感があった。なぜなら、「革命」って為政者がかけ声をかけて進めるものではないと思っていたから・・・

 通常は「時の政府」を倒す目的で行われるのが革命であるはずだ。
 ロシア革命にしてもフランス革命にしても・・・むしろクーデターに近い性質のものではなかったのではなかろうか?・・・そう言えば、「無血革命」という表現もある。革命には「流血」が不可欠だったから、そういう名称がつけられたのであろう・・・

 まあ、もちろんそうじゃない使われ方もある。「産業革命」などである。
 しかし、産業革命にしても、時のイギリス政府がかけ声をかけて、さあ「産業革命ですよ!」って推し進めたものではないはずだ。

 以前、「金融ビッグバン」という表現は大げさ過ぎると書いたことがあるが、表現を安易に使うとどんどん安っぽくなってしまう。

 まあ、言葉を大げさにして成果に期待する、という心意気が判らないではないが・・・
2001/10/12 (金)

プリンター
 あと、この約半年何が有っただろう?・・・
 そう、プリンターを買った。恥ずかしながら生まれて初めてのプリンターである。

 メインの用途は仕事なので、レーザープリンターを買った。キャノンのモデルチェンジ間近のモノだったので、25,000円だった。
 それでも、印字は速くてキレイだし、印刷が終わるとちゃんと女性の声で「印刷が終了しました」って言ってくれる。まあ、見れば判るんだけど・・・

 プリンターケーブルはUSB接続である。これは「付属」のモノではなく、別売なのだが、サービスで付けてくれた。

 このプリンターとUSBケーブルのそれぞれの「ドライバー」のインストールにえらく手間取った。
 「どちらを先にどう繋ぎ」、「どちらのドライバーを順にインストール」するか、という説明書きがなかったせいである。

 実は、この手順を間違えると全然ダメだったのであるが、何度も再起動とインストールを余儀なくされた。

 概して僕はインストールとか設定が苦手である。
 説明書を良く読まないせいもあるが、「こんなもの説明書を熟読しないと設定できない」なんてのはオカシイ!って言う思いもある。

 結局は「急がば回れ」なのであるが・・・
 そう、先日も書いたが、ケーブルテレビをネットに繋ぐ設定なんぞは「4時間!」もかかってしまって辟易した・・・
2001/10/11 (木)

メール相談
 さて、実際来院される患者さんもさることながら、掲示板へのご参加や相談のメールも多数寄せられている。

 掲示板には、様々な方にお越しいただき、お陰様でほとんど書き込みのない日はないくらいである。
 僕も万全の体制で「なるべく早く」レスを付けるよう心がけている。

 メールによる歯科相談はなかなか難しい。実際口の中の状況を見られないからである。よって、文面から考えられる状況に対して、一般的に考えられる可能性をいくつか列挙することにしている。
 もしかしたら的はずれな回答をしているかも知れないなぁ・・・と時々思うこともある。

 幸い、たいていの方が、「その後」のメールを寄せて下さる。
 これは僕にとっても勉強になる。
 僕のおよその見立てが当たっていたのか、それとも外れていたのか?ということが判るからである。

 また、回答する際、自分でも知識の整理ができて勉強になっているのだ。
 たいていが仕事の合間か、終わった後に返信しているので、しんどい時もあるが、「藁にもすがる思いで相談される」状況のメールが多いので、頑張って回答している。

 ただ、困る相談は「医療にまつわる相談」というよりも「法律相談」に近い場合である。まれではあるが、「治療をされた歯科医院を訴えることも辞さない」と気色ばんだメールが来ることがある。
 このような内容に関しては僕は回答できない。法律相談ではないからである。
2001/10/10 (水)

患者さんの幸せは僕の幸せ
 ホームページを見て来院していただく患者さんには気を遣う。
 なぜなら、「このページを見て」きてくれるからである。

 僕はとりたてて、ウチで「すごい先進的な治療をしている」とか「ものすごい高い腕を誇っている」という表現はどこにも書いていない。
 まあ、基本に忠実に丁寧に、をモットーとしているので、何も誇るべき部分はないのだが・・・

 でも、期待はして来院されると思っている。それは人それぞれだろうが、その期待を裏切るわけにはいかない。

 ある方は「ひと一倍痛みに弱いので可能な限り痛くなく治療して欲しい」であったり、「どこにかかっても痛みが引かないのでなんとかして欲しい」であったり、「噛み合わせがおかしいのだが、どこの歯医者でも取り合ってくれない」であったりである。

 幸い、概ねその症状は改善させてあげることができていると思っている。

 患者さんに嬉しい言葉をいただくことも多い。
 一番印象に残った言葉で、そして多分今後忘れないであろう言葉は「先生、魔法使いみたい!」である。

 患者さんの喜ぶ姿を見るのは僕も嬉しい・・・
2001/10/09 (火)

嬉しいこと
 本格的に「ホームページを見て来ました」という患者さんが目に見えて増えたのは今年に入ってからだろうか?
 管理がずさんなため、何人の方がこのサイトを見て受診されたか把握していない。

 多い月で5人くらい、少なくても2人はいたと思う。
 現在でも5人くらいは通院してきている。合計は恐らく20〜30人くらいいるのだろうか?

 コンスタントに通院されている方で一番遠方の方は「道東のある市」から通って来ている。車かバスで来るのだが、片道5〜6時間かかるらしい。

 ある意味すごいことだと思うが、それだけ身近に自分に合った歯医者を捜すことが難しいということなのだろう。
 でも、近隣の歯医者を片っ端から受診して、納得いかずにウチまで来るというのは、非常に気の毒に思っている。

 この方は4月頃からだいたい月一度のペースで通院されているが、一番気になる部分は、ほぼ解消してきている。
 最初の頃は僕も緊張した。そんなに遠方からわざわざ貴重な時間を費やして通ってきていただいて、症状を解決に導くことができるだろうか?と・・・

 でも、数度の治療で患者さんの表情がみるみるほぐれていくのが判った。

 もちろん、僕は特殊な治療を施したわけではない。そして魔法の手を持っているわけでもない。基本に忠実に、原点を見据えて治療しているだけである。

 もちろん、僕が手を尽くしても回復に向かわないケースもある。僕も万能の神様ではない。それでも可能な限りはあらゆる手を尽くしてみる。考えられる手を尽くしてみて、それでもダメな場合は納得いただけるケースも多い。
2001/10/08 (月)

出会い系サイト
 ネットへの接続に関しては、そんないきさつがあって今日に至っている・・・

 今日からは、この半年間、ホームページを通じて有ったいろいろな事象について書く。

 まずは、ホームページを開設していて、そして日々更新していて良かったことを書く。 以前も書いたが、ありがたいことにホームページを見て来ました、という患者さんがいらっしゃることである。

 これは僕がインターネットに繋がって、そしてホームページを開設していなければ、絶対になかったことである。
 2年前にはありえなかったことである。これは一種の革命と言っていいと思う。

 出会い系サイトというのがあるらしい。
 ウチに勧誘のメールが来るわけでもなく、悪名高い「出会い系サイトの宣伝メールが無条件で送りつけられる携帯電話」を所有しているわけでもないので、そういうサイトに縁はない。

 でも、最近フト思う。もしかして、ウチのホームページも「出会い系サイト」なんじゃなかろうか?って・・・
 それはもちろん男女の出会いではない。「歯医者と患者さんの出会い」系サイトという意味である。
2001/10/06 (土)

ケーブルテレビ
 定額常時接続のPHSカードも、遅いという欠点を除けば問題はなかった。
 ところが、最近になって相次いでここ札幌でも、高速ブロードバンドの各種サービスがスタートし、さらにパソコン雑誌でもさかんに特集で取り上げられるようになった。

 ADSLを選択肢から外すと、残るはケーブルテレビ会社のネット接続である。
 幸い、数ヶ月前からサービスは開始されており、また「ケーブルテレビ」に追加で契約すると割引になるというサービスもあった。

 「9月中に契約すれば、工事費20,000円のところ15,000円です」という殺し文句に乗せられて、即決してしまった。

 しかも、工事はすぐ入るとのこと。概してこの手の接続工事は一ヶ月くらい待たされるのではないかと思っていたので、渡りに船であった。

 最高で下り2Mbps、上り512Kbpsは確かに非常に快適である。
 ケーブルテレビ接続のタメのソフトのインストールにえらく手間取ってしまったものだが・・・

 やれやれ、これでしばらくネットへの接続はこれで十分だと思っていた矢先、ブラブラとネット徘徊していると、今月から某社が札幌市中央区で上り下りとも100MbpsのFTTHサービスが始まったとの記事を見つけた。

 現環境の50倍以上である。しかも料金はさほど変わらない。
 ケーブルテレビ会社が契約を急かしてきたワケが判った・・・
2001/10/05 (金)

PHSカード
 昨年8月にカミさんがノートパソコンを買い、そのネット接続にP-inを一時的に使っていたハナシは3月に書いた。そして、それが意外に高額な接続料であったことも記載した。

 今年に入って「定額のPHSカード」を使って常時接続になったところまで書いたと思う。何せ「何台のパソコンで使っても自由」ということだったので、同時使用でなければカミさんと時間を分けて好きなだけ接続できたので、非常に低コストであった。

 ただ、遅いのと、時々接続が予期せず切れるという欠点はあった。

 その頃から徐々にやれフレッツだ、ADSLだという流れがこの札幌にも徐々に浸透してきた。ADSLは非常に魅力的な概要だったが、どうしても「銅線」というのが許せなかった。
 一旦ISDN回線にしておいて、それを銅線に戻すというのがたまらなく悔しかったのである。しかもISDNにしてから一年経つか経たないかである。

 全くこの一年間の方針激変はなんだったのだろうと思わされた。

 それでも、新たに一回線「銅線」を増やすという考え方もできた。実際「某電話会社」が電話セールスで我が社のADSLにしませんか?というハナシがあった。
 では説明を聞きましょう。って某月某日にアポイントをとった。
 先方はその約束の日時に「来なかった」のである。

 絶対ADSLにはしないぞ!と誓った。
2001/10/04 (木)

ISDN
 一般電話回線でネットに繋いでものの一ヶ月もしないうちにNTTのセールスのヒトが来た。
 昨年4月頃だっただろうか・・・ISDNの勧誘だった。
 TAからワイヤレスで院長室に繋げるということで、即決した。

 何分受付にパソコンを置いていても、夜しかネットに繋げなかったからである。落ち着かなかったし。

 今から1年半前は、さかんにISDNのキャンペーンをしていた。そのころケーブルテレビのネット接続は札幌ではサービスが始まっていなかったし、ADSLも単語としてしか聞いたことはなかった。

 当然光ケーブルなんて夢のまた夢だった。

 速度は劇的に向上したわけではないが、ワイヤレスで繋がるということは便利だと感じた。プロバイダーは「通話料コミで10時間までいくら」というタイプのものだった。

 秒単位の課金だったので、マメに切断すれば通常の使用で10時間を越えるということはなかった。そもそも当時はネットを徘徊するという習慣もまだ身についていなかったし・・・
2001/10/03 (水)

電話回線
 前回3月に書いた部分と多少ハナシがダブる可能性もあるが、それはご容赦いただきたい。

 まずは、接続形態の変遷から書こう・・・
 一番最初・・・昨年3月頃だが、当然恐らくそれが一般的なのであろうが、「一般電話回線」によるネットへの接続であった。

 ず〜っと以前古いマックでパソコン通信をしていた時代は9600bpsというモデムで繋いでいたので、電話回線に繋ぐということは「普通の形態」だと考えていた。

 そして、実際繋いで「こんなもんだ」と思えば「ふ〜ん、そうなんだ」という程度であった。もちろん画像がたくさんある重たいページは表示に数分待たされることもあったし、ISDNにしても高々それが約2倍になるだろう、としか思っていなかった。

 しかし、一点大きな問題があった。
 医院では「電話のモジュラージャック」を受付横にしか設置していなかったので、パソコンをそこに置かざるを得なかったのである。

 最初のうちは「インターネットにはまる」なんてことを想定していなかったし、最初の頃は「ホームページを毎日更新する」なんてことも及びもつかなかったので、それでもよかった。

 歯科の業者のヒトは、ある日突然受付にパソコンが鎮座しているのを見て、「あれぇ、先生、いつの間にレセコン(カルテからレセプトという書類を作る専用コンピュータ)入れたんですかぁ!?」と驚いたりしていたものだった・・・
2001/10/02 (火)

二匹目のドジョウ
 今年3月に、僕がパソコンでインターネットに繋ぎ、そしてまがりなりにもホームページを作成し、そしてなんとかアクセスが10000に到達しそうなところまで達した課程を書いたところ、比較的反響が大きかったので、「その後」を書き綴ってみようと思う。

 この半年、またいろいろな状況の変化や新たな環境、新たな出会いがあった。

 相変わらず細かいことは判っていない。というか、判ろうとしていない。
 「LAN」という概念もようやくここ数日おぼろげに判りかけたような気がするが、ちょっと勉強しようと思ってヨドバシカメラの本のコーナーで「LAN」とタイトルに入った本が何十冊もあるのも見て、手にとることすらしなかったくらいである。

 プロキシのなんたるかも知らない。ロシアの具入り揚げパンは「ピロシキ」だが・・・

 まあ、それでもなんとかかんとかここまで漕ぎ着け、そしてNIMDAの餌食にもならなかったのはいろいろな方々のお陰でもある。

 最近、すこ〜しではあるが本業の方も忙しくなりつつあり、原則毎日更新が滞りがちではあるが、可能な限りまた毎日書き綴りたいつもりではある・・・

2000年: 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 (以上、雑記)
2000年:12月号 「カレンダーと時間のナゾ」
 (筆者イチオシの力作です)
2001年: 1月号 「バカは風邪ひかない、と進化論」 
2001年: 2月号 「歯はなぜしみるのか?」
2001年: 3月号 「僕のIT革命」 (閲覧者の反響が高かった月です)
2001年: 4月号 「医療と経済」
2001年: 5月号 「歯医者の独り言」
2001年: 6月号 「小児歯科について」 
2001年: 7月号 「医療とは何か?」 
2001年: 8月号 「院長の知られざる過去」 
2001年: 9月号 「院長の知ってどうする過去」