=院長日誌補足=
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2002年10月号

「とぜんそう」

2002/10/02 (水)

とぜんなるままに・・・
 今月は久しぶりにテーマを決めず雑記とさせていただく。
 で、この変なサブタイトルだが・・・

 誰しも小学校の時、吉田兼好の著作「徒然草」を「とぜんそう」と誤読してしまった経験があるはず。

 そこで、この誤読の方をサブタイトルとしてしまう。

 少し徒然草に関して調べていたら、このようなサイトに巡りあった。117段を判り易い平易な言葉で書いてある。

 まあ、敢えて言わせてもらえば「摂政・関白」などと言った単語まで現代風にアレンジしてくれればもっと判りやすいだろうなぁ、と思うのはちょっと贅沢過ぎるだろうか?

 今日、改めて本家「徒然草」を読み返してみると、公開日記の原点がココにあるような気もしてくる・・・
2002/10/04 (金)

国語の力
 僕は義務教育、そして高校において国語は苦手だった。
 高校の古文や漢文、いや現代国語(そんな科目だったかなぁ?)においてもまるきり成績は振るわなかった。

 高校の時など、古文の授業中当てられて、まるっきり予習をしていなくて全然答えられなくて30分くらい黙って立っていたことがある。
 僕も相当の意地っ張りだったが、教諭はさらに意地っ張りだったようである・・・

 それでも中学、高校の頃は小説(と言ってもほとんど日本の作家のSFばっかりだったが・・・)をむさぼり読んでいたし、文章を書くこともさほど苦にはしていなかった。

 今の子供は活字離れだか何だかで、本をほとんど読まないらしい。読むとしても漫画、雑誌の類ばかりのようである。

 ビデオやDVDなどの普及、そしてテレビゲーム機の普及が子供の余暇から読書時間を奪っているのだろう。
 直接映像を見たり、ゲームをしたりということで想像力や創造性は生まれてこない。
 読書をせずに大きくなった子供達は将来どんな大人になるのだろうか?・・・
2002/10/07 (月)

高額マウス?
 2年半前に購入したパソコンに附属していた「玉のマウス」を大事に使ってきた。
 玉を外してキレイにするだけじゃなく、時々分解して中を徹底的にゴミを取ったりしていたのだが・・・

 数ヶ月前から左クリックの調子が悪くなりだす。
 ここ数日は思いっきり人差し指を突き立てないと反応しなくなった。
 分解してみても、どうもスイッチそのものが調子悪いようだった・・・

 そこで、思い切ってマウスを買い換えてみることにした・・・と思い切ってパソコンショップに行ったのであるが、下は2千円くらいからある・・・

 しかも、すご〜〜〜く高いんだろうなぁ〜〜〜って思い込んでいた「玉なしマウス」も2千円半ばのお手頃な価格で置いてある・・・

 こりゃいいや!と思って「玉なしマウス」を買ってきた。
 どうもあの玉なしマウス、「高額マウス」かと思っていたら「光学マウス」だったらしい。
 日本語は紛らわしい・・・
2002/10/09 (水)

初めての病欠
 先週土曜日くらいからちょっと体調が悪く、日曜には悪寒もしていたが、講演を聴きに行ったり「光学マウス」を買いに行ったりして・・・

 日曜の晩から急に倦怠感にも襲われ熱を測ると39度近く・・・
 翌月曜日は診療を休んで内科に行ってきました。

 振り返ると、ここ10年くらいの間、病気で仕事を休むということがなく、初めてのことでした。

 頭痛・肩凝りもひどく、今日は指圧というものにこれまた初めて行ってみました。明日も行ってみます。
 おかげさまでキーボードに向かうことができるくらいにまで回復してきました。

 月曜日にアポイントされていた患者さんにはご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした・・・

 ・・・しかし、よく月曜日の日付の更新をしていたものだなぁ・・・
2002/10/11 (金)

肩凝り
 どうもすぐに肩が凝ってしまう。
 知らずに放置していると頭痛に及んでしまう。

 肩凝りも気づかない範囲と、痛いほどの肩凝りに至ることもある。

 ここ数日、ひどい肩凝りと頭痛に悩まされている。最初は風邪のせいかと思っていた。風邪でひどい頭痛に陥ったため、菌が脳に回ったのではないかと思ったくらいである。

 しかし、風邪がよくなっても頭痛、肩凝りは治まらない。
 指圧に通っても治らない。いや、正確には一時的に少し良くはなるが、一晩寝るとまた朝に肩が凝っている。

 どうも寝ている間に肩が凝るようである。
 これはとても辛い。

 実は歯医者の仕事の姿勢は実に肩凝りになりやすい。その疲れが夜取れないのだろうか?・・・それとも別の原因なんだろうか?

 朝、快調に目覚める時もある。
 朝起きてバンバンに肩が凝っている時もある。
 この差はどこから生じるのだろう?・・・

 とりあえず、今晩は枕を変えて寝てみよう・・・
2002/10/14 (月)

肩凝り対策
 いろいろ試してみた。
 指圧に通ってみたり、肩凝り体操やストレッチをしてみたり、温シップしてみたり、枕を変えてみたり、肩凝りに効くという入浴剤を使ってみたり・・・

 でも翌朝になると、また肩凝りしている。

 身体を動かした方がいいという結論に達し、数日前からジョギングやウォーキングを始めた。

 今日は三角山という山から大倉山(ジャンプ競技が行われる山)まで縦走してみた。途中休憩を挟んで2〜3時間は歩いた。

 これは効くかも知れない。

 明日はまじめにちょっと治療を開始してみようと思っている。
 このまま黙って手を打たないわけにもいかない。
2002/10/16 (水)

ウィルスメール
 最近とんと来ない。(だからといってわざわざ送ったりしないで下さいね〜)

 一時期は一日数通舞い込むような時もあったが、やはりメールアドレスを表になるべく出さない、メーリングリストに投稿しないなどの効果が現われているのだろうか?・・・

 最近は「差出人を詐称する」タイプのウィルスメールがあるらしい。
 これは怖い。下手すると、そういうウィルスメールがあると知らない人にとっては友人関係にもヒビが入りかねないのではないだろうか?

 「あの野郎!ウィルスメールを送りやがって!」ってなことで信頼関係を失いかけるケースもあるのではなかろうか?

 もちろん差出人のウィルスチェックが甘くて実際送ってしまうケースもあるだろうが、差出人を偽られた場合はどうしようもない。

 多分、メールで誤解を解くのは難しいだろう。
 一度ウィルスメールが来た相手からすぐにメールが来ても、「あっ、またアイツからだ!くわばらくわばら!」と言って即削除されてしまう可能性があるからだ。

 まあ、あんまり広く自分のメールアドレスをバラ撒かないに越したことはなさそうである。
2002/10/18 (金)

反対語サイト
 今月は雑記としようと思っていたが、少し「日本語にまつわるハナシ」に傾けようとしていた。

 しかし、途中体調を崩し・・・なんだかあやふやになってしまったのであるが・・・

 さて、実は「反対語」という趣味のサイトがあるのだが、そこのアクセスカウンターの回りが異常に速くなっている。
 一日に300くらいは回る。本業の「このトップページ」の3倍以上もあり、間もなく追いつき追い越されそうな勢いなのである。

 半年くらい前からこのトップページと同じくらいのペースで回ってはいたし、大抵の検索サイトで「反対語」というキーワードで検索をかけると、トップで「反対語サイト」が出てくるのは承知していた。

 どうも、色々な検索サイトで「辞書・辞典のカテゴリー」に登録されてから閲覧が急増しているように思われる。
 恐るべしカテゴリー登録、である・・・
2002/10/21 (月)

更新の有無
 実は、恥ずかしいハナシ、「反対語サイト」はここ一年くらいまるで中身を更新していない。

 対して、この「院長日誌補足」はまめに更新している。

 僕は最初このサイトを立ち上げてから2年半、「まめな更新こそがアクセスを得る最良の方法」と信じて疑っていなかった。

 だから日誌を書き始めた頃はほぼ毎日更新していた。
 ここ最近こそ週三回の更新に頻度は落ちたが、それでアクセスカウンターの回りが悪くなったかというと、さほどの影響は感じられない・・・

 つまり、アクセスの多い少ないは「更新の頻度には影響を受けない」ということを知ったのである。
 もしかしたら気づくの遅すぎかも知れない・・・
2002/10/23 (水)

詐欺かな?
 ここ数日中にも反対語サイトにアクセス数が追い越されそうである。

 実は少し責任を感じている。
 広辞苑を見ると、一応「反対語」は「対義語」「反意語」と同義と書かれている。つまり、「反対から読んでも意味が通じる単語」という定義は僕が勝手に付与したものである。

 数日前も書いたが、検索サイトで「反対語」を調べると、実にほとんどのサイトでウチの「反対語サイト」がトップで出てしまうのである。

 ここで閲覧された方はどう感じるのだろうか?・・・
 「ん!?反意語だと思って来てみたら全然意味が違うじゃないか〜!」と憤るか、あるいは、
 「ふ〜〜〜ん、世の中面白いことを考えるヤツもいるもんだなぁ!」と思ってくれるか・・・

 今のところ「反意語を調べてみるつもりで来てみたけど、全然意味が違うじゃないかぁ〜!」ってなクレームはついたことがない。

 ただ、たまに掲示板で「○○の反対語を教えて下さい」ってな書き込みがあったりすると、あ〜閲覧者を欺いているのかなぁ・・・なんて思ったりもする・・・
2002/10/25 (金)

新企画
 実は数ヶ月前から暖めている企画があった。
 「反対語」に続く第二段ではあるのだが・・・

 その名も「異音異義語」という。同音異義語というのは当たり前にあるのだが、この異音異義語というのはあまり聞いたことがない。
(Google検索でも10余件しかヒットしない)

 どういうことかと言うと、漢字で書くと同じ単語なのだが、「読み」も「意味」も全然違うという単語を集めるというコーナーなのである。

 例えば・・・「大分」これは「おおいた」とも読めるし、「だいぶ」とも読める。意味もそれぞれ異なる。他に・・・

 「大人気」(だいにんき:おとなげ)、
 「銀杏」(ぎんなん:いちょう)、
 「一時」(いちじ:いっとき)、
 「人気」(ひとけ:にんき)、
 「各行」(かくぎょう:かくこう)
 「一寸」(いっすん:ちょっと)

などなど無数にありそうなのである。

 この企画のポイントは「どの程度意味が異なればOKとするか?である。
 「表裏」(おもてうら:ひょうり)
 「音色」(おんしょく:ねいろ)
 「天下」(てんか:てんげ)
 などの微妙な判定はどうするか?

 また、今回は反対語ほどの数もなさそうだから「固有名詞もOK」の方がいいだろうと思っている。
 「孫子」(まごこ:そんし)のように・・・

 などと考えているうちに数ヶ月が経過してしまったのではあるが・・・
2002/10/28 (月)

異音異義語の募集
 早速反響があったので、始めてみることと決めた。
 ただ、反対語でもそうだったのだが、凝ったページを作ると更新が大変になるので、まずは簡素なページ作りから始めてみようと思う。

 正式には11月1日スタートとするつもりだが、まず今までに僕が思いついた語句、そして何人か早速よせて下さった語句を羅列しておく。

 場合によっては「単独」では用いられず、必ずフレーズを伴う場合もある。
 例えば「大人気」の場合、「だいにんき」は単独て用いることができるが、「おとなげ」の場合は、必ずといっていいくらい「ない」がつく。つまり「大人気ない」という風にしか用いられない。

 今回はこのような語句もOKとする。
 また「各行」の「かくぎょう」と「かくこう」の場合h、「かくこう」には(それぞれの銀行)といった意味の補足が必要なケースもあるだろう。

 とりあえず今までに挙がっているものを列挙するので、参考にしてもらいたい。

 また、今回は掲示板も設けないし、ランキング争いもしない。
 投稿していただいた方で採用させていただいた方は「編者」としてハンドルネームは記載する。

 まあ、細かいルールは後々煮詰めていこうと思っている。
 それでは「異音異義語のコーナー(準備中)」を覗いてみて下さい!
2002/10/30 (水)

送り仮名の難しさ
 子どもの国語などを見ていても時々、日本語の送り仮名って難しいなぁと思うことがある。

 反対語の時も結構いろいろな辞書を見て悩んだものだった。
 辞書により、送り仮名のつけ方が異なっていたりもした。

 先日、テレビで「月単位で契約する駐車場」の「月極」という言葉について論議していた。
 「極」という字に元々「きめる」という読み方はなかったらしい。

 どこかで「きわめる」が「きめる」に変化してしまったと言うのだ。もちろん今では辞書を見ると「きめる」のところには「決める」「極める」両方の漢字が載っている。

 月ぎめも「月極」「月極め」と送り仮名がついたりつかなかったり・・・

 せめて「月極め」と送り仮名がついていれば「げっきょく」などという間違った読みはしないはずであるが、けっこう「げっきょく」だと思っている人も多いらしい。

 パソコンを使っていると、漢字に対してあまり意識しなくなり、変換の結果を鵜呑みにしてしまうケースも多い。「異音異義語のコーナー」が時々の日本語を見つめなおすきっかけになってくれたらいいなぁ、と思う。