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「間違いだらけの歯医者さん選び」

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2-3: 歯医者の腕前(3)
(順番が前後し、申し訳ございません。日付順に並べているためです。後日タイトル順に再配列いたします)

 さて、「こんな歯医者にはかかりたくないポイント」を一つ思い出しましたので、槁を設けました。
・他の歯医者さんの批判をする歯医者
 あなたのお口の中を診て、ごくまれにこんな事を言う歯医者があるかも知れません。
「いやあ、とんでもない治療だね。これ、どこの歯医者で治療されたの?」
「えっ、歯を抜かれちゃったの。なんとひどいことをする歯医者だろう」
 
 とんでもない思い違いをしている歯医者です。
 概して個人で開業している歯科医師は「唯我独尊」状態です。「自分の治療法が一番!他の歯医者のやり方は気に食わない!」と内心思っております。確かにそう考えなければやっていけない商売でもあります。全ての患者さんに対して「この治療法で大丈夫だろうか?他にもっと良い方法があるのではないだろうか?」と、いちいち悩んでいたら、先に進めません。
 もちろん治療法が複数考えられ、患者さんにどちらを選択するか一緒に考えていただく場合もあります。
 治療法は、たいてい複数あります。通常その中からベストの治療法を選択し、適応しなければなりません。

 たとえば、家から空港まで行かなければならないとします。いくつか選択肢があるはずです。
電車でいく。バスで行く。タクシーで行く。自家用車で行く。車で行くにしても下を走るか、高速道路で行くか、その時々の状況で変ります。
 あなたは、その中でベストと思われる道筋で空港へ向かうでしょう。普段は電車で行くが、今日は荷物も多いし、子供連れだしハイヤーが便利だからハイヤーで行こう、という日もあれば、今日は時間もあるし安いバスで行こう、という事もあるでしょう。

 治療もそうです。ある歯を残すか、あるいは抜歯するか、という判断は、もちろん患者さんの希望も加味した上で、個々の歯科医師が最終的に判断しなければなりません。
 
 結局、「思い違いをしている歯医者」は、ひとつの症例に対しては「ひとつの治療法しかない」と考えている歯医者なのです。

 また、古い時期に行われた治療を批判する歯医者は、はっきり言って「馬鹿」です。これだけはハッキリ言えます。
 例えば20年前の治療を診て、「なんでこんなひどい治療をするんだ」と言われたら、即刻帰った方が身のためです。今の治療の基準と20年前の治療を比べること自体、頭がどうかしているとしか思えません。(まあ、こんなことを言う歯医者がいないことを願いますが・・・)

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