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=院長日誌補足=
「歯医者の独り言」
2001/05/31(木)

再度のダウン
 今朝早い時間にも、またサーバーがダウンしていた。原因は何なんだろうか?・・・

 色々と考えさせられる。インターネットって何なんだろう?ホームページを作って維持していくことに「どれほどの意味合い」があるのだろう?

 結構な時間を費やしているが、この時間を「別なこと」に振り向けたらもっと有効に使えるのではないだろうか?
 いや、サイトを見て来てくれる患者さんもいるので、「広告媒体」としては右に出るものがない。

 短時間のサーバーダウンなら許せるが、もしサーバーを運営する会社がトンでしまったらどうしよう?
 その会社は「日本一の中小企業向けレンタルサーバー」と自負しているが、トバない保証はない。

 ネット関連企業であれば、どこも「安定した基盤」を持っている会社は少ないはずだ。
 浮き沈みが激しい業界のようだから・・・

 きっとこのサーバーにサイトを置く「多数の中小企業」はたびたびのダウンに相当怒り心頭しているかも知れない。
 僕は「まあ、トンだらトンでもいいや」くらいにしか考えていないが、ネットに重きを置く会社にとっては「メール一本通じない」だけで死活問題に繋がりかねない。

 ぜひ、そのレンタルサーバー会社には責任をまっとうして欲しい・・・
2001/05/30(水)

サーバーのダウン
 今日の午前中は、サイトもメールも一切繋がらない時間が2時間ほどあった。
 当サイトにお越しいただこうとして、繋がらなかった方の中には「もしかしたら閉鎖してしまったのでは?」と思われた方もいるかも知れない・・・

 僕もこのまま繋がらなかったらどうしよう?・・・と一瞬不安だったが、お昼頃には復旧した。
 レンタルサーバー会社の「説明書き」には「三重の安全機構」があるのでダウンすることはありません、と謳われているが、「看板に偽りあり」だ!

 さて、サーバーがダウンするととても困る。もちろんメールで問い合わせもできないし、電話も問い合わせが殺到しているのか、ハナシ中で全く繋がらない。

 何が起きているのか判らなくなる。

 ミラーサイトを設ける、あるいはコーナーごとに分散するなどといった危機管理が必要かもしれない。でも面倒臭いなあ・・・そもそも「サーバーにデータを送る初期設定」の仕方すら忘却の彼方に飛んでしまっている・・・

 まあ、とりあえず現状のままで行こう・・・
2001/05/29(火)

サイトの閉鎖
 最近、深夜の「ネットゴールデンタイム」に当サイトを置いているサーバーの調子が悪い。
 昨夜も繋がりづらかったし、今晩も繋がらない。

 メールの送受信にも支障をきたしているようである。
 ご迷惑をおかけしている。

 ネット関連企業や会社は「不安定」である。当サイトを置くレンタルサーバーも経営が上手く行っていないようである。元々は携帯電話の代理店をしていた会社だが、その後レンタルサーバー会社を立ち上げ、その会社は現在独立しているが、どうも親会社とのゴタゴタが絶えないらしい。

 まあ、当サイトに繋がりづらいとか、メールの送受信が上手くいかないのが上記に原因があるかどうかは判らないが・・・
 大手のプロバイダーも深夜はものすごく繋がりづらいので、これは宿命なのかも知れない。

 そのうちにレンタルサーバー会社が立ち行かなくなり、このサイトも突然「閉鎖を余儀なくされる」日がくるかも知れない・・・

 まあ、サイトが突然なくなっても僕の方は日々の業務に支障はでないが・・・
2001/05/28(月)

群雄割拠
 信じられないことに、うちの近所に2軒「歯科医院開設予定」との看板を見つけた。
 当院との距離は直線にして、150メートルと250メートルといったところか・・・

 僕が開院する時点でも半径250メートルに15軒ほど存在しており、すでに「飽和」の場所だと思っていたのだが、甘かったようだ・・・

 まあ、歯科医院開設に関わる「場所の規制」はないし、経済の原則に則れば数が増えれば増えるほど「医療の質」は向上するはずなので、「選択の範囲が広がる」ことも含めて患者さんにとっては歓迎すべきことなのかも知れない。

 もちろん手をこまねいて見ているわけにもいかない。
 でも、トータルな意味での方針を根本から変えるつもりはない。それは今まで通院してこられた患者さんに対して大変失礼に当たると思っている。

 さて、この戦国時代、群雄割拠の中を乗り切ることができるであろうか?・・・
2001/05/27(日)

運動会
 今日は上の子の運動会があった。

 つつがなく進行していたが、うちの子が走っていて、何かの拍子に転んでしまい、足首を捻挫してしまった。
 保健室で見てもらったが、思ったより足首が腫れているということで、大事を取って整形外科に診てもらった方がいいということになった。

 すぐさま車を取りに戻り、救急当番の整形外科へ向かった。
 骨には異常はなく、単なる「捻挫」ということであった。

 全くバタバタした一日であった・・・あまり長文を書く気力も残っていないのでここまで・・・
2001/05/26(土)

「ハブらしい」
 今日はここをご閲覧の皆様に「折り入って」お願いがございます。
 まことに下らないことですので、お時間に余裕のある方だけでもご協力いただけますと、望外の幸せではございます。

 まず「ハブラシ・ハンター」という最近できたサイトがあります。珍妙なハブラシの案を蒐集するサイトではありますが、この中に「ハブラシ番付2001」という人気投票のコーナーがあります。

 「お願い」というのはそのリストの中の「ハブらしい」という項目にあなたの清き一票を投じていただけたらなあ、ということでございます。

 えっどんなハブラシか?って?
 アホアホしいですよ。見てみたいですか?

 「ハブらしい」

 ・・・見ました?これを見ても当サイトから逃げないで下さいね・・・今後とも御ひいき宜しくお願い申し上げます・・・
2001/05/25(金)

広告の効果
 広告というものは「効果が挙がっているのかどうか」さっぱり判らない。

 一応「電話帳広告」、地下鉄駅の通路の「電飾看板」、郵便局の「現金袋」を三本柱と位置付けて広告を出している。
 たまあに「電話帳広告」を見てやってきました、という患者さんはいる。でも地下鉄駅の看板を見ました、あるいは現金袋の広告を見てきました、とズバリおっしゃる患者さんは未だかつていない。

 広告業者はいつも言う「すぐには効果はでません。繰り返し目に止まることによっていつか歯が痛くなった時に思い出すのです」と・・・

 ホームページを見て来られた患者さんは、ほとんどの場合「ホームページを見てやってきました」と言う。苦労して検索してたどり着いたとおっしゃる方もいる。
 職場も自宅住所も当院から遠い場合、「何で当院を知りましたか?」という問いに、「ホームページを見ました」とおっしゃる患者さんもいる。

 つまり「ホームページ」は「広告媒体」として非常に効果が判りやすいのである。

 いっそ、他の広告媒体を一切廃してしまおうか、とも思っている。月額にしてトータル5〜6万円は使っているはずだ。
 でも、例えば地下鉄通路の電飾看板を突然外してしまって、「あの歯医者は無くなってしまったのかな」と勘違いされても困るし、広告も出せないくらい困窮しているのかな?と思われても困るし・・・

 思案は尽きない・・・
2001/05/24 (木)

怪しい職業
 今年もやってきた。
 日本電○広告株式会社からの請求書。

 正式には「詐欺」には当たらないのだろう。野放しになっていると言うことは・・・
 手口は「タウンページ」に掲載している広告を切り取り、台紙に貼り付け、広告費を振り込むように、との文言が書いてある。

 裏面には小さな字で、「日本電信電話(株)発行の職業別電話帳と混同なさらぬ様お願いいたします」とご丁寧に書いてはある。

 電話帳広告の料金は「電話料金」と一緒に自動引き落としされる。だから絶対に振込みということはありえない。
 でも、この会社が存続し続けているということは「誤って振り込んでしまうヒト」が後を絶たないということなのだろう・・・

 比較的無頓着に「請求書に対して振り込んでしまう」ところも結構あると聞く。
 大分前だが、とある雑誌にちょっと広告を出したときも、同様の請求書が舞い込んだ。「雑誌に広告を掲載したので、いくらいくら振り込め」という内容だった。
 身に覚えがなかったので、その会社に電話を掛けてみた。女性が出たが、「担当は不在だ」という。折り返し電話を掛けてもらうようことづてたのだが、ついに電話は来なかった。

 怪しい職業はいろいろあるようである。
2001/05/23 (水)

初期不良
 買ったばかりのモノが故障するとすごく悲しい。
 特に落とすとか、ぶつけるなどといったこちらに落ち度がある場合じゃない故障〜いわゆる「初期不良」というものに当たると泣きたくなる。

 僕は「初期不良」に当たった記憶があまりない。
 もちろん買ったばかりのビデオカメラを落として修理に出す、というマヌケはあるが・・・

 車も2年前出て間もない製品を買ったがどこという不良はない。でも「リコール」が発令されて修理には出したが。

 歯科の治療用椅子(通称「ユニット」)も今まで不具合が見つからない。結構これは自然と故障するところが多いらしい。メーカーのヒトも「今までおかしなところはないですか?それは珍しいことですね」と妙に感心している。

 初期不良を避ける一番のポイントは「新製品を避ける」ことだろう。
 新製品には結構初期不良があるらしい。製品としての完成度を煮詰める以前に「製品化」してしまうのが原因らしい。メーカーはクレームを元に水面下でちょこちょこ改良して「完成度」を高めていくらしい。

 これはパソコンや周辺機器、OSやアプリケーションソフトに関しても言えると思う。
 新しいOSやゲーム機が発売されて、砂糖に群がるアリのようにして購入している人たちを見ると、「一ヶ月でも待てば製品として落ち着くだろうになあ・・・」と思う。

 そして実際ゲーム機や携帯電話など「よく」初期不良が見つかって回収・修理などといった報道を目にする。
2001/05/22 (火)

600万画素デジカメ
 デジカメも欲しい一品である。
 実はまだ発売されていないデジカメなのだが、今から楽しみな新製品が「秋口」に発売されるらしい。

 PENTAXが開発中の600万画素デジカメである。(ちなみにCONTAXでも予定しているらしいが、恐らくPENTAXの方が安い価格になるだろうと思われる)

 なーんだ600万画素なら大したことはないだろう、と思われるかも知れないが、画期的なことは「現在ある35ミリフィルム」のフルサイズCCDが使われているのだ。
 つまりCCDのサイズが36ミリ×24ミリということである。

 このカメラが意味することは、「従来からある35ミリ一眼レフ」のほとんどのレンズを35ミリカメラと同じ焦点距離で写すことができる点にある。

 従来からNikonやCanon、FUJIなどから35ミリカメラと同等の「ような」一眼レフタイプのデジカメがでており、今まであるレンズをそのまま使えることは使えたが、あくまでCCDのサイズは35ミリフィルムより小さくて、レンズの焦点距離には「換算」が必要であった。

 もちろん同じ600万画素でも小さいサイズと35ミリフィルムサイズでは段違いに35ミリフィルムサイズの方が「キレイ」らしい。
 恐らくこの規格のカメラは「銀塩写真」に限りなく近づくことだろう。

 問題は価格である。100万円くらいの値が付くらしい・・・
 まあ、歯科用のバカ高い「口腔内カメラ」の値段を考えれば同等の価格ではあるが・・・
2001/05/21 (月)

プリンターとデジカメ
 以前、パソコンに抱き合わせて買う周辺機器NO1は「プリンター」だったのではないかと思う。もちろんパソコン単体で買って、その後買い足す周辺機器NO1もプリンターではなかったかと思う。

 最近ではもしかしたら「デジカメ」に押されているのではないだろうか?
 もちろんデジカメの高性能化や低価格化も後押ししているとは思うが・・・

 プリンターは、それ単体では用をなさない。つまり、「印刷するもの」(文章なり画像なり)が存在しないと用をなさない。
 対してデジカメは単体で用をなす。微々たる電池代(もしくは充電代)で何回でも撮り直しができる。撮ったものはとりあえずパソコンがあれば「見れる」し「保存」できる。

 そんなわけでデジカメの方が周辺機器NO1になっているのではないかと勝手に想像している。
 まあ、年末になると年賀状印刷需要でプリンターの方が人気が高くなるだろうが・・・
2001/05/20 (日)

プリンターの設定
 さて、コドモが寝静まってから接続したり、設定をすることとした。
 今までスキャナやらPCカードアダプタなど繋いできたし、まあさほど難しいものではないだろうとタカをくくっていたのだが、随分と往生した。

 実はLBP-250はもともとパラレルケーブルというものでパソコンに繋がるのが本来らしいのだが、付属していたのはUSB変換ケーブルだった。

 そしてそのケーブルを使えるようにするためにUSB/パラレル変換ドライバというソフトをインストールする必要があった。
 プリンター本体とケーブルは「別製品」である。双方をどういう順番で繋いで、どういう順番でドライバをインストールするのかの説明が一切付属していなかった。

 まあ、適当でいいのだろう、とプリンターを繋ぎ、プリンターのドライバをインストールし、次にケーブルのドライバをインストールしたのだが、ケーブルのドライバをインストールしている途中で「インストールが止まって」しまった。
 パソコンはフリーズである。

 何をどうしても動かないので、強制終了するしかなかった。
 またパソコンを立ち上げる。また、「新しい機器のドライバを組み込む」ところの画面が出てフリーズ。色々スイッチを入れたり切ったり、ケーブルを接続したり外したり、何度も再起動したり、一度インストールしたドライバをアンストールしたりしているうちに3時間も経過してしまった。

 最期に「ケーブルを繋ぐ順番とプリンターの電源スイッチを入れる順番」が違っていたことに気づき、ようやく設定が完了したときには日付がとうに今日に回っていて、日誌の更新が遅れてしまった・・・

 散々苦労したが、タメシに印刷してみてレーザープリンターの鮮明さに疲れは吹き飛んで眠りにつくことができた。
2001/05/19 (土)

初めてのプリンター
 本日、友人が「ヨドバシカメラ」に用事があって行くということで、付き合った。

 友人が用を足している間、ブラブラとプリンターのコーナーを見ていたら、Canonのレーザープリンター「LBP-250」という機種がUSB変換ケーブル付きで24,800円で置いてあった。
 たまらずに買ってしまった。

 実は初めてのプリンターである。少し前まで、レーザープリンターは10万円以上するものだと思っていたので、型落ちとは言え、2万円台で買えるとは思っていなかった。

 今回衝動買いしたのには訳がある。
 付属のトナーでA4標準原稿相当で2500枚印刷できる、とある。つまり、単純計算で一枚約10円という計算となるのだ。
 まあ、他にも電気代や用紙代もかかるだろうが、微々たるものであろう。

 これで「コンビニにコピーをしに行く」手間が省けるし、今まで手書きで書いていた「給与明細」や「振込み明細」なども印刷できる。

 一月に100枚印刷するとして、約2年トナーは持つ計算である。
2001/05/18 (金)

日本の自動車メーカー
 昨日、「日産の経営状態」が発表されていた。この日付を知っていたわけではないが、たまたま15日に書いたことの「結果」が示された形でビックリした。

 なんでも前年6000数百億の赤字が今期3000数百億の黒字に転換したそうである。
 徹底したコスト削減努力が実を結んだらしい・・・

 僕は車にさほど詳しいわけではないが、現段階の日産に必要なモノは「イメージの統一」ではないかと思っている。
 概して我が国の自動車メーカーは「イメージの統一」がなされていない。メーカーの自動車を見渡すと「ファミリーレストランのメニュー」みたいなのである。

 別段ファミリーレストランを卑下しているわけではない。僕もたまに家族で行く。
 どういうことかと言うと、メーカーがどういう人たちをメインのターゲットにしているか掴めないのである。もしかしたらメーカーとして統一したターゲットを想定していないのかも知れない。

 欧州のメーカーはイメージがはっきりしている。そしてそれぞれの分野で「一流」の車作りをしている。ベンツは高級車の代名詞だし、フォルクスワーゲンは比較的大衆車の代名詞である。ポルシェは高級スポーツカーの代名詞だし、アウディはアッパーミドルクラスのイメージが強い。フランス車は小粋だし、スウェーデン車は質実剛健なイメージである。
 それはそれで各社ジレンマに陥っているケースもあるようだが、僕の目にはその方が好ましく写る。

 少し昔の話だが、日本のクラウンよりもフォルクスワーゲンの「ゴルフ」の方が頑丈だったという実験結果を目にしたことがある・・・
 欧州のメーカーはきっと「虚」より「実」を重んじるのだろう。

 日本のメーカーも各社はっきりしたメーカーイメージを打ち出して「お子様ランチ」的な車作りを改めて欲しいものである。
2001/05/17 (木)

バッシ
 歯を抜くことを「抜歯」と書き、通常「バッシ」と発音する。
 外科処置をして縫ったあと、糸を取ることを「抜糸」と書き、通常これまた「バッシ」と発音する。
 紛らわしい。

 実は歯科では通常「抜糸」のことを「バツイト」と発音する。区別を付けるためである。
 そして、(これはローカルな表現かも知れないが)医科では「抜歯」のことを「バツハ」と発音する場合もあるようである。

 僕が以前口腔外科にいたとき、そこではどちらもちゃんと紛れないように「バツハ」、「バツイト」と発音していた。

 昨日書いた内科の先生は恐らくとっさに「抜歯」と「抜糸」を勘違いしたものと思われる。
 バロック音楽の祖は「バッハ」であるが、これは関係ない。
 離婚経験一回は「バツイチ」であるが、これも関係はない。
2001/05/16 (水)

脳梗塞の薬
 5月9日の記載の続報を書かねばなるまい・・・

 当院での止血処置の後、内科を受診していただいたのだが、特に内科的に出血に繋がるような素因は見当たらないということであった。
 やはり「脳梗塞」で飲んでいる「血を固まりづらくする薬」の影響が大きかっただろうというお手紙を内科の先生より落手した。

 実は何本か抜かなければならない歯があった。

 15日に一本抜いた。左下の大臼歯である。血を固まりづらくする薬は数日前から止めてはいたが、それでもどうなるか非常に心配だった。
 (当然、「抜歯しても大丈夫でしょう」という内科の先生のお墨付きはいただいていた。手紙には「抜糸」と書いてあったが・・・)

 もちろん異常出血等があったら連絡をいただく体制にしていたが、特段連絡なく本日消毒で来院した際にはすっかり血は止まっていた。

 それにしても恐ろしいものだ。
 あの薬を飲んでいると、ケガとかしたら大変だろうなあ・・・
2001/05/15 (火)

フランス流カイカク
 日産自動車の最高責任者、ゴーン氏になってから業績は上向いているのだろうか?業績がどうなっているかは知らないが、とにかく彼が頑張っているのは間違いないらしい。

 それはフランスの自動車会社と手を組んだ以上、日産の業績もプジョーの業績に遠からず反映するだろう、というカラクリがあることはあるのだろうが、それにしても異国の会社な再建のために尽力する姿はエライものだなあ、と思う。

 もちろん大幅なリストラや工場閉鎖など、「日本人同士」なら「情」に左右されやすいカイカクでも断行しやすいという一面もあるのだろう。でもひいてはそれが会社の存続に繋がるのだから、仕方がないとも思う。
 公的資金を注ぎ込まないだけ、マシだと思う。

 まあ、その陰で家族を抱え、ローンを抱えてリストラされた社員の涙も数知れないとは思うが・・・

 なぜ、突然ゴーン氏が登場したかって?
 中田選手>サッカー>トルシエ監督>フランス人>ゴーンさんという発想の連鎖である。
2001/05/14 (月)

スポーツ魂
 大相撲には「外人40人枠」というのがあるらしい。
 大相撲は国技だし、野球にも外人枠があるので、仕方がないことかも知れない。

 むしろ、外国人の関取が引退したあと、母国に帰って母国で「スモウ」を振興してはいかがかな?とも思う。別に我が国だけで独占すべきものでもないだろう・・・

 さて、外国から来た関取は概して日本語をちゃんと勉強している。まあ「部屋」という徒弟制度でチームメートと日本語で話す機会が多いとは思うが。これは実に頭が下がる。
 昔の高見山なぞは相当苦労したらしい。日本の習俗にも慣れていないし、言葉も通じない。それでも「自分がやりたい」と思った相撲道を追及したくて、歯を食いしばってがんばったらしい。

 本当のスポーツ魂だと感じたものだった。

 昨日書いた中田選手はサッカーの本場に行って「その地に根ざしてプレーしよう」という心意気を感じたのは、久しぶりに「真のスポーツ魂」を見たということかも知れない。
2001/05/13 (日)

国際社会で
 僕はサッカーの熱狂的なファンではない。
 まあ、地元のチーム「コンサドーレ札幌」が負けるより勝った方が、少し気分がいいくらいのものである。

 昨日、テレビを見ていて「サッカーの中田選手」が写っていた。

 彼がイタリアの「どこか」のチームに所属しているだろうことは知っているが、「どこ」のチームに所属しているのかも知らないし、そもそも海外に渡ったスポーツ選手と言えば連日イチローの活躍ばかり報道されているので、中田選手のことはあまり意識していなかった。

 彼が得点するシーンやアシストのシーンが幾つか流れたあと、彼の「試合後のインタビューを受ける場面」を見て驚いた。
 彼が「イタリア語」で受け答えしているのである。しかも「カタコト」ではない。比較的流暢にハナシているのだ。

 スポーツ選手(大概は野球選手)が海外へ渡って、ある程度活躍するケースはあるだろうが、インタビューでその国の言葉で受け答えする場面は見たことがなかった。
 もちろん僕が知らなかっただけで、中田選手以前にもそういう選手はいたのかも知れない。

 欧米語に対してコンプレックスを持っているわけではないが、昨日見た中田選手の姿は「今まで見たスポーツ選手」の中で一番「カッコよく」見えた。
2001/05/12 (土)

カイカク
 良くも悪くも、世間は新しい総理大臣には期待する向きが大きいように感じる。

 首相は演説の中で「カイカクには痛みが伴う」と仰っている。
 みんな!これでいいのだろうか?
 バブルが崩壊し、日本経済が低迷している昨今、一部上場企業がバタバタと倒れ、あるいは国民の税金で損失補填され、失業者が先進諸国の中でも屈指の高率となっている現状は「国民が痛みを感じていない状態」と思っているのだろうか?

 まあ、ここ数年「問題を全て棚上げして先送り」してきたツケと言えばツケなのだろう。今回の首相選にはかなり国民の世論が反映されていると思うので、与党も本格的に「カイカクを推進する」心構えでかの首相を選んだと思われる。

 医療に例えていうならば、バブル崩壊と景気低迷という合併症に対し、今まで散々「プラシーボ効果」しかない薬を与え、疾患を慢性化させ、いよいよ悪化してきたので「手術しましょう」と言っているようなものである。

 日本国はこの手術に耐えられるのだろうか?それともまた患部を根こそぎ取りきらない「姑息的な手術」に終わるのだろうか?・・・

 小泉ドクターの手にゆだねられている・・・
 もちろん「インフォームドコンセント」は徹底してもらいたい。
2001/05/11 (金)

父の土地
 昨日付けの記載の「父がたまたま所有していた土地」というのには少し説明が必要であろう・・・

 僕の父は医者だった。そして約30年前にここの土地を購入し医院をやっていた、ということである。
 30年前は今よりはるかにのどかな場所だった。

 ちょうど札幌オリンピックの頃である。札幌の人口も100万人をちょっと越したくらいで、政令指定都市になったばかりであった。
 旧「辺見医院」の周りに高い建物はなく、「手稲山」「藻岩山」「円山」全てが見えた。

 当時もそんなに田舎というわけではなかったが、それでも沿道には「生活の臭い」があった。うちの向かいにはガソリンスタンド、喫茶店、郵便局、バイク屋さん、そして民家があったが、今はそのうちの「どれひとつ」残っていない。

 今は沿道はオフィスビルとマンションの競演である。
 上記の「山」はどれ一つとして見えなくなってしまった。ちなみにウチのある一ブロックに暮らす世帯は、ウチと裏にもう一軒だけである・・・

 そんなわけで、僕の開業には「土地代」とか「テナント料」がかかっていない。だから「一等地」で「保険主体」の治療で喰っていけるわけである。

 父には感謝している。「保険主体」でもじっくりと焦らず治療できるわけだから・・・
2001/05/10 (木)

激戦区
 札幌市中央区という場所で開業していると、よく「激戦区だね」と言われる。

 本当の街の中心部からは少し外れているが、確かに周りに歯医者はたくさんある。50メートルの距離に2軒あるし、僕が開業した当初は半径250メートルに14〜5軒はあった。(僕の開業後に2軒撤退している)

 ロケーションとしてはとても良い。ビジネス街と住宅地の境目という位置である。もちろん明確な境界線はないため、渾然一体となった地区と言える。

 激戦区だね、と言われるたびに「それほどでもない」と答えている。あまり意識していないのである。僕が札幌で開業しようとしたとき、あちこち調べてみたが当然「歯医者がない、あるいは手薄なロケーション」という場所はなかった。
 市内に約1200軒ある歯医者を地図にプロットしてみると、ほとんど均等に歯医者が林立していた。

 まれに「おっ、ここは歯医者が少ないな」という場所があって、見にいってもすでに「歯科医院予定地」の看板が立っていたり、すでに建築中だったりした。
 そこで、あきらめて「父がたまたま所有していた土地」でそのまま開業することとしたのである。

 田舎で人口が5000人の場所であれば、3軒も歯医者があれば激戦区となってしまう。「激戦区」はあくまで相対的なものであり、また経営者の心の持ち方にも関わってくる。

 自分のところが「激戦区だ激戦区だ」と騒ぐ歯医者ほど大したことがないと「僕は」思っている。みっともない・・・
2001/05/09 (水)

口中からの出血
 今朝は一番の新患に驚いた。
 口の中から出血があって止まらない、と言う。

 上の前歯の裏側の歯茎から相当出血していた。ジワジワとした出血ではない。ピュッピュッっと動脈性の出血である。口中血だらけで、さすがに僕もビビった。

 口の中に入れてきたティッシュは血で真っ赤に染まり、ダボダボである。
 しかも、既往歴に糖尿病、脳梗塞、高血圧と満載である。

 原因は歯周病と高血圧、そして脳梗塞で飲んでいる「血を固まりずらくする薬」と思われた。
 一瞬考えたが、もちろんその間も出血は続いている。このまま放っておくと命に支障が出ると直感した。

 一か八か出血している部分の周囲に麻酔を打ってみた。局所麻酔薬には「毛細血管を収縮させる成分」が含まれている。また、何か処置をする際には麻酔をしていた方が何かとやりやすい。
 出血点が判れば電気メスで焼こうと思ったのだが、麻酔を打つと程なく出血が軽減した。

 歯と歯茎の間を機械で洗い、さらにそこに「毛細血管を収縮させる成分」を含む薬を注入し、出血はようやく収まった。
 もちろん、麻酔の効果や付けた薬の効果が切れたら、再度出血する可能性は大である。うちだけでは手に負えないと判断し、内科を受診してもらうこととした。

 いずれその歯は重度の歯周疾患で抜かなければならないだろう。でもその前に内科的にもう少し血が止まりずらい状態を改善してもらわないとならない。
2001/05/08 (火)

ダイヤル
 ネットに接続するとき、ダイアログが出て、「ダイヤルしています」と数秒表示される。

 ダイヤルは元々は文字盤や計器の目盛り版、ラジオやテレビのダイヤル、そして転じて電話のダイヤルだと思っていた。動詞ではラジオやテレビのダイヤルを回す、電話のダイヤルを回すとある。
 これが転じて「電話をかける」こと自体「ダイヤルする」という意味になったらしい。

 現在、ダイヤル式の電話にお目にかかることはまずない。
 筒型の郵便ポストと同じくらい「骨董品」だろう。

 そして「ダイヤル」にはどうしても「円形の文字盤」という意識が強く残っているため、ダイアログに「ダイヤルしています」と表示されるのには違和感が強い。
 とは言っても代わりとなる言葉も思い浮かばないが・・・
2001/05/07 (月)

紹介
 本日、今までずーっと「損害保険」でお世話になってきた代理店の社長さんが患者さんとしてお見えになった。

 今までかかってきた歯科医院の院長が体調不良で医院を閉めたとのこと。

 保険の仕事でいろいろなヒトに接することが多いその社長さんは、顧客から「よい歯医者があったら紹介して欲しい」と尋ねられることも多いらしい。
 その際、「辺見歯科医院を紹介したいのはヤマヤマだが、自分もかかったことがないのに他人に紹介するのは無責任だ」、ということで今まで紹介することを見送ってきたとのことであった。

 他人に「紹介する」ということは責任が重大である。僕も友人に僕がお世話になった工務店を紹介したりすることがあるが、それは自分がかなり高い次元で満足しているからである。もし、その工務店が「無責任な仕事をする」可能性があったら、絶対に他人には紹介したくない。

 こちらも誰々さんからの紹介だ、となると無責任なことはできない。
 より信頼して来ていただく患者さんだと思っているからである。

 またホームページを見て来ました、という患者さんも大切である。インターネットは現代の最大の口コミツールである。

 だからと言って一見さんの患者さんもおろそかにするわけではないが・・・
2001/05/06 (日)

スピーカー
 新品のスピーカーは期待しているほど音が良くない。
 新品の野球用のグローブと同じで、スピーカーユニットが「硬い」せいである。

 何十時間、いや何百時間鳴らして初めて音がこなれてくる。

 診療室の天井には比較的安いボーズの小型スピーカーを取り付けているが、買った当初は「なんてひどい音だ」と思った。音がチャカチャカしていたのである。
 低音の鳴りも期待していたほどではなかった。
 それまでJBLの使い込んだスピーカーはそれなりの音を鳴らしていたので、どうしてそれを付けなかったのだろう、とちょっぴり後悔したものだった。

 診療時間中音楽をかけっぱなしにしているので、一日約10時間も鳴らしているうちに音は馴染んできた。
 半年もすると「聴ける」音になってきた。今では違和感は全くない。

 もしかしたら、耳の方も慣れたのかも知れないが・・・
 でもボーズのスピーカーはそのサイズからは想像できないような豊かな諧調の音が出る。箱の仕組みが上手くできているのだろう。

 恐らくあの「サイズ」であそこまで低音がこもらずに「鳴る」スピーカーは他にないであろう。
2001/05/05 (土)

コドモの日に
 最近、コドモの患者さんが増えてきた。
 開業した当初は「全く」と言っていいほどコドモが来なかった。

 実は「小児歯科」には自信があったのでテグスネ引いて待っていたのだが・・・

 でも医院の外観は決して「コドモ向き」ではないし、内装もコドモ向きではない。これには僕なりの訳がある。

 「小児歯科」も標榜する予定ではいたのだが、決してコドモに対して「媚びる」ことはしたくなかったのである。
 別段人それぞれの考え方だから構わないのだが、僕は小児歯科特有の「チャラチャラした雰囲気」が嫌いである。

 ギンギンの小児歯科(単科)を見ると、最近では「ここはファンシーショップか?」と見まがうほどキャラクターグッズに囲まれ、極端なところではドクターもスタッフもアニメのキャラクターの気ぐるみなんか着て仕事しているらしい。

 少子高齢化が進み、コドモは貴重な存在である。でも「甘やかし」たくはない。それは我が子も人の子も同じである。

 今日、1歳のコドモを連れてでかけたのだが、転んで泣いてしまった。いつもそうしているのだが、「自分で起き上がる」のを待っていたら、よそのお母さんが駆け寄ってどうしたの、アタマぶつけたんじゃない?とかって抱き起こそうとしたので、あわてて駆け寄った。
 その時、「どうしてコドモが転んだのに助けてあげないの?」という視線が僕に刺さった。
2001/05/04 (金)

院内感染対策
 数日前、深夜の報道番組で「歯科医療とC型肝炎」の話題が取り上げられていた。
 問題はいくつかあるようだ。
1)心ない歯科医師が「注射針を使いまわし」たり、「麻酔薬のカートリッジを使いまわし」たりしている。
2)患者さんのサイドでも、自分が肝疾患他重大な感染症があってもそれを申告すると治療を受けられなくなる可能性があるので、それを言わなかったり、また自分に肝疾患等があることに気づかずに歯科診療を受けてしまう可能性があること。
3)最大の問題点は「感染症の対応」に対して、いかなる費用を「保険で認めていない」という点にある。

 以上のような要約になると、僕は受け止めた。

 実は歯科の現場において「院内感染」を徹底的に防ごうと思ったら「莫大な」経費がかかる。でも上記の「1」すらちゃんとしていない歯科医院は論外である。これは歯科だけでなく、医科の現場でも時々問題となっているから、根深い問題なのであろう・・・

 当院ではもちろん通常の消毒・滅菌に加えて「電解中性水」という非常に殺菌力の強い「水」を治療の全ての「水路」に使っているので、通常よりは感染対策に関しては力を入れている。この装置には300万円近いコストが掛かっているが、「その代金は自分持ち」である。

 その他の器具も使い捨ての道具以外は、一回の使用ごとに消毒・滅菌している。(これが当たり前なのだが・・・)

 まあ、スリッパに至るまで一回の使用ごとに消毒しているので、当院にかかられる患者さんにはそれをもって信頼していただくより他ない・・・
2001/05/03 (木)
「補足」
 こちらも「あれよあれよ」なんですが、更新の確認にこのサイトを見てみると、カウンターがいつの間にか12000を回っておりました。ゲットされた方はお申し出下さいね。
 画像添付が無くても結構です。「閲覧した日時」を教えていただければ「アクセスログ」で確認しますので・・・
2001/05/03 (木)

あれよあれよ
 今日は所要で街をぶらついた。

 知らないうちに「桜」が「葉ザクラ」になっていた・・・
 札幌駅の工事も大分進んでいるようだ。札幌駅に併設されるホテルは36階建てになるらしい。
 でも筐体はもう10階分くらい出来上がっている。
 本当に最近の建築はあれよあれよという間にできあがっていく。

 うちの向かいに昨年暮15階建てのマンションが建ったばかりだが、出来上がるとほぼ同時にその隣でもマンション工事が始まった。
 こちらも15階建てとのこと。

 まだ建て始めて半年位しか経っていないのに、もう鉄骨は15階分組みあがっている。完成予定は今年の暮れとのこと。約1年ちょっとで15階建てのマンションができてしまうのだから驚きである。

 世の中の動きがいろいろなところで確実に「速くなっている」と感じるのは僕だけだろうか・・・その分、人間の成長が遅くなっているのではないだろうか・・・
2001/05/02 (水)

時間外の急患
 一昨日用があって山梨で開業している友人の歯科医に電話をかけた。
 自宅にかけたのだが、奥さんが出られて「主人は急患で医院の方に出ている」ということだった。

 実は先週土曜の夕方、うちにも急患が来た。友人の矯正医から紹介された方だったのだが。
 「診療時間外」や「休診日」に患者さんを診ることは、実はちょっと負担である。スタッフも居ないので、院内全て「患者さんを診る体制」を整えなければならないし、手が足りないので「診療時間内」に比べて満足な処置ができない場合もある。

 でも、僕はこの「時間外」に患者さんを診ることが可能なので、自宅兼診療室のスタイルを採用した。
 そして、稀ではあるが時々は土曜日午後や日曜日に急患を診ることがある。別にそれが「苦痛」だとは思っていない。

 そして、山梨の友人もそれをやっていた。とても嬉しかったし、僕も頑張らなければと思った。

 実は僕が自宅兼診療室で開業しようとしていたとき、「そんなことしたら夜間や休みの時も患者さん診なくちゃならないこともあって大変だからやめた方がいいよ」と進言してくる歯医者もいた。
 大きなお世話だ。
2001/05/01 (火)

論理
 どうも僕の文章は論理性に欠けている気がする。
 文章の論理性がないということは、頭の構造そのものが論理的でない、ということだろうか?

 時々、比喩が突拍子もないことに飛躍したり、ハナシが厳密でなかったりして、それを他人に理路整然と指摘されると恥ずかしいやら悔しいやらである。

 ただ、人間はすべて「論理」とか「理論」だけでは片付けられない部分も大きいと思う。
 こんな比喩を出すことは適切かどうか判らないが、「えひめ丸衝突事故」でも「謝罪」を巡って攻防があったようだし、直後の「米偵察機と中国戦闘機の接触事故」でも「謝罪」の有無がひとつの転換点となった。

 「論理と感情の狭間」で揺れ動くのが人間という生き物なのであろう・・・

2000年: 7月号 8月号 9月号 10月号 11月号 (以上、雑記)
2000年:12月号 「カレンダーと時間のナゾ」
 
2001年: 1月号 「バカは風邪ひかない、と進化論」 
2001年: 2月号 「歯はなぜしみるのか?」
2001年: 3月号 「僕のIT革命」
2001年: 4月号 「医療と経済」